はじめに#
Hugo + Blowfishテーマで構築し、GitHub Pagesで公開したサイトをGoogle検索結果に表示させるための実践的な手順を解説します。この記事はSEOの基本から具体的な設定まで、初心者でも簡単に実施できるように構成されています。
解決する課題#
- 作成したサイトがGoogle検索結果に表示されない
- 検索エンジンがサイトを適切にクロールできていない
- Googleにサイトの存在を認識させる方法が分からない
- SEO対策の基本的な設定が不明
この記事で学べること#
- robots.txtの設定とSEOにおける重要性
- Google Search Consoleの基本的な使い方
- サイト所有権の確認方法とベストプラクティス
- インデックス登録の効率的な方法
対象読者#
- HugoとBlowfishテーマでサイトを構築した方
- GitHub Pagesでサイトをホスティングしている方
- SEO対策を初めて行うWebサイト運営者
- Google検索での可視性を向上させたいブロガー
前提条件#
- サイト: Hugo + Blowfishテーマで構築
- ホスティング: GitHub Pagesで公開済み
- アカウント: Googleアカウントが必要(Google Search Console用)
- 権限: サイトのソースコードへの編集権限
Google検索で表示させるための手順#
Step 0: 準備 - robots.txtの有効化#
検索エンジンがサイトを適切にクロールできるよう、Hugo設定でrobots.txtの生成を有効化します:
config/_default/hugo.toml
# 検索エンジンのクロールを許可するrobots.txtを自動生成
enableRobotsTXT = true
Step 1: Google Search Consoleへのサイト登録#
Googleにサイトの存在を認識させるため、Google Search Consoleでサイトを登録します。
1. Google Search Consoleへアクセス
Google Search Consoleにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
2. プロパティの追加
プロパティタイプ選択画面で「URLプレフィックス」を選択し、サイトURLを入力します:
https://your-username.github.io/
# またはカスタムドメインの場合
https://yourdomain.com/

Step 2: サイト所有権の確認#
サイトの所有者であることをGoogleに証明します。
1. 確認方法の選択
複数の確認方法がありますが、Hugo + Blowfish環境では「HTMLタグ」方式が最も簡単です。表示されたメタタグをコピーします。
2. メタタグのサイトへの追加
Blowfishテーマでは、以下の手順でメタタグを追加します:
layouts/partials/extend-head.html ファイルを作成または編集:
<!-- Google Search Console所有権確認用メタタグ -->
<meta name="google-site-verification" content="コピーした確認コード" />
extend-head.html機能を使用することで、サイト全ページの<head>セクションに自動的にタグが挿入されます。3. サイトのデプロイと確認
メタタグを追加した後は以下の手順で確認します:
- 変更をGitHubにプッシュし、GitHub Pagesでデプロイを完了させる
- サイトが更新されたことを確認(ブラウザでアクセスしてチェック)
- Google Search Consoleに戻り「確認」ボタンをクリック
成功すると「所有権を確認しました」と表示されます。
Step 3: インデックス登録リクエスト#
サイトのGoogleインデックスへの登録をリクエストします。
1. URL検査ツールの使用
- Google Search Consoleの左メニューから「URL検査」を選択
- サイトのURLを入力して検索実行
- 検索結果画面で「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリック

2. リクエストの完了確認
正常に完了すると上記のような確認メッセージが表示されます。
Step 4: サイトマップの送信(推奨)#
より効率的なクロールを実現するため、サイトマップを送信します。
1. サイトマップのURL確認
Hugoではデフォルトでサイトマップが生成されます:
https://your-site.com/sitemap.xml
2. Google Search Consoleでのサイトマップ送信
- 左メニューの「サイトマップ」を選択
- 「新しいサイトマップの追加」に
sitemap.xmlを入力 - 「送信」ボタンをクリック
モニタリングと継続的な最適化#
インデックス状況の確認#
1. カバレッジレポートの確認
左メニューの「カバレッジ」からインデックス状況をモニタリングできます。
2. パフォーマンスのチェック
「検索パフォーマンス」でクリック数、表示回数、CTRなどを確認できます。
新記事の継続的なインデックス登録#
新しい記事を公開した場合の推奨ワークフロー:
- 記事を公開し、GitHub Pagesでデプロイ完了
- Google Search Consoleの「URL検査」で新記事URLをチェック
- 「インデックス登録をリクエスト」を実行
- 数日後にインデックス状況を確認
トラブルシューティング#
よくある問題と解決法#
問題1: 所有権の確認に失敗する
- 原因: メタタグが正しく設置されていない
- 解決法: ブラウザのデベロッパーツールでHTMLソースを確認し、メタタグの存在をチェック
問題2: インデックス登録が進まない
- 原因: robots.txtの設定ミス、サイトのアクセシビリティ問題
- 解決法:
https://your-site.com/robots.txtにアクセスして内容を確認
問題3: サイトマップが読み込まれない
- 原因: URLの記述ミス、サイトマップのアクセシビリティ問題
- 解決法: ブラウザで
https://your-site.com/sitemap.xmlに直接アクセスしてチェック
まとめ#
Hugo + Blowfishで構築したサイトをGoogle検索に表示させるための手順を体系的に解説しました。
主要ポイント#
- robots.txt有効化: 検索エンジンのクロールを許可
- Google Search Console登録: サイトの存在をGoogleに通知
- 所有権確認: HTMLメタタグで簡単に実施
- インデックスリクエスト: 能動的な登録申請